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岩出甲州 きいろ香 キュヴェ・ウエノ / シャトー・メルシャン


ふだんの食事にも合わせやすい、すっきり爽やかな白ワインです。 ただし、単に軽いだけでなく豊かな香りと複雑さも持っています。

ワインを勉強するとまずは香りを果実にたとえることを学ぶのですが、白ワインの場合はレモンやグレープフルーツなどの柑橘類、洋梨や桃などの木なり果実、パイナップルなどのトロピカルフルーツにたとえることが多いです。

これらの表現は順に、すっきりした軽いワインからだんだんと重く華やかなワインを表現するのに対応しています。

このワインは柑橘類のアロマが主体のすっきりしたワインです。

ラベルにはスダチやカボスなどの和柑橘の香りと書かれています。 ワインはヨーロッパ生まれなのでこれらの果実はあまり使われない表現なのですが、そう言われると不思議と和柑橘の香りを感じてしまいます。

味わいにはグレープフルーツのようなほのかな苦味も感じられ、心地よい余韻を残してくれます。

豊かな果実味をしっかりした酸味が引き締めてくれる、バランスのよいワインです。

甲州(葡萄の品種です)のワインは薄くて水っぽくて何の味もしない、みたいなのが結構あるのですが(造ってる人には失礼だけど実際そう感じることがあります... 安いワインでは特に。)、これはちゃんとワインとして美味しいです。

「きいろ香」の名前がつけられたワインは他に「玉諸甲州 きいろ香」があります。 こちらはよりカジュアルで生産本数も多く、値段も安いです。 というよりは、「玉諸甲州 きいろ香」のほうがスタンダードで「岩出甲州 きいろ香 キュヴェ・ウエノ」が特別バージョンということなのだと思います。

こちらが少し高級な『岩出甲州 キュヴェ・ウエノ』


こちらがスタンダードの『玉諸甲州』


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