残された時間

2019/10/15

まず、おすすめのTEDトークがあるので時間がある人は見てほしい。時間がなければ、あとでもいい。

ティム・アーバンというブロガーによる「先延ばし」についての非常に面白いトークだ。トーク自体は英語だが、画面右下のボタンから日本語字幕を選択することもできる。

「先延ばし」の癖というのは僕のように怠惰な人間にとっては非常に深刻な問題だが、ここではこのトークの最後の方に出てくるライフカレンダーというものに注目してみたい。

ライフカレンダーとは、仮に90歳まで生きるとして、一生のうちに使える時間を小さなボックスで示したものだ。1つのボックスが1週間を表している。

下の図1がそれだが、みなさんはこれを多いと思うだろうか。それとも少ないと感じるだろうか?

また、このライフカレンダーにはちょっとした仕掛けが加えてある。生年月日を8桁の数字で入力すると、いままでに消費したボックスが黒く塗りつぶされるようになっている。ぜひ試してみてほしい。

Life calendar

あなたは、自分が死ぬまでに、あとどれくらいの時間が残されているか考えたことがあるだろうか?

あなたがまだ若ければ、時間はたっぷり残されていると思うかもしれない。

でも、皮肉なことに、時間がたっぷり残っているはずの若いうちの時間のほうがずっと貴重なのだ。

「一生」という単位で考えているとまだまだ時間はたっぷりあるぞと思ってしまうかもしれないが、10年くらいの単位で考えると貴重な「20代」「30代」はあっという間に過ぎ去ってしまうだろうということに気づくはずだ。

上のライフカレンダーで、「10年ごとに網掛け」にチェックを入れると10年単位で薄いグレーの縞模様が表示される。「次の○○代」になるまでにあとどれくらいの時間が残っているか、ひと目で分かると思う。

やりたいことがあるなら、いま始めよう

結局はこういう陳腐でありきたりなメッセージになってしまうのだが、問題は「わかっていてもできない」ということだ。

我々には、それを今やらなければならない理由ーー怠惰な我々にも「そうか」と納得させるだけの理由ーーが必要なのだ。

そのひとつとして、ティムのライフカレンダーのように、時間を視覚化するというアイディアは有効だ。

時間という目に見えないものを見えるようにすることで、「時間が消費されている」という現実を嫌でも悟らされる。

残り時間を意識してみよう。

ついでに、「いま始めよう」を後押しする理由として、思いつくことを2つほど挙げておこう。

年齢とともにエネルギーは低下する

まず、よく言われていることだが、体力や気力といった、ものごとをやり遂げるために必要なエネルギーの総量というのは歳を取るごとに減っていく。少なくとも体力の低下には抗いがたい。

もちろん体力も気力も、維持・向上させるように努力することは重要だ。

でも、逆に言うと、若いうちはなにもしなくてもエネルギーが充実しているのだ。もしあなたがまだ若者だったら、このボーナスを活用しないのはもったいない。

エネルギーはどんどん減っていく

早く始めたほうが恩恵を受けられる期間が長い

例えば英語がペラペラになりたい、とか、ピアノが弾けるようになりたい、といったスキル的な目標であれば、早く身につけたほうが恩恵を受けられる期間が長い。

時間ができてからの老後の趣味に、というのももちろんいいが、可能であればできるだけ早く始めたほうがいいと思う。

早く始めたほうが恩恵を受けられる期間が長い

まとめ
  • 見えない時間を見えるようにすることで、時間がどれくらい残されているのか把握しやすくする
  • 一生ではなく、「今の○○代」の残り時間を意識すると、より緊張感が増す
  • やりたいことがあるなら、いま始めよう!

  1. オリジナルは 横104 x 縦45 となっているが、サイトデザインの関係で、横52 x 縦90 と縦長に変更してある。この配置だとちょうど1年が1行に対応する。