カルメン
花の歌
La fleur tu m'avais jetée
歌詞
La fleur que tu m'avais jetée,
ラ・フルール・ク・テュ・マ・ヴェ・ジュ・テ(・ウ)
おまえが投げてよこした花は
fleur
花
avais jetée
(< jeter; 大過去)投げる
[発音の注]
語末のeは普通発音しませんが、オペラではこのeを/ə/の音で発音させ、音符を一つ当てることがよくあります。このような場合、括弧書きで(・ウ)と表示することにします。
Dans ma prison, m'était restée,
ダン・マ・プリ・ゾン・メ・テ・レス・テ(・ウ)
牢獄の中でも、おれのもとにあった
prison
牢獄
était restée
(< rester)とどまる
Flétrie et sèche, cette fleur
フレ・トゥリ・エ・セ・シュ・セッ・トゥ・フルール
しおれて干からびてしまっても、この花は
flétrie
(< flétri)しおれた
sèche
(< sec)乾燥した
Gardait toujours sa douce odeur;
ガル・デ・トゥ・ジュール・サ・ドゥース・オ・ドゥール
ずっとその甘い香りを保っていた
gardait
(< garder; 半過去)保つ
toujours
いつも
douce
(< doux)甘い
odeur
香り
Et pendant des heures entières,
エ・パン・ダン・デ・ズー・ル・ザン・ティエー・ル
そして何時間もの間ずっと、
pendant
〜の間ずっと
heure
時間
entières
(< entier)全体の、まるまる
Sur mes yeux, fermant mes paupières,
スュル・メ・ズュー・フェル・マン・メ・ポ・ピエー・ル
まぶたを閉じた目に、
yeux
(< œil)目
fermant
(< fermer)閉じる
paupière
まぶた
De cette odeur je m'enivrais
ドゥ・セッ・ト・ドゥール・ジュ・マン・ニ・ヴレ
この香りに酔いしれながら
odeur
香り
m'enivrais
(< s'enivrer; 半過去)酔う、陶酔する
Et dans la nuit je te voyais !
エ・ダン・ラ・ニュイ・ジュ・トゥ・ヴワ・イェ
闇の中でおまえを思い描いていたんだ!
nuit
夜、闇
voyais
(< voir; 半過去)見る
Je me prenais à te maudire,
ジュ・ム・プル・ネ・ザ・トゥ・モ・ディー・ル
おまえを呪わしく思い始めた
me prenais
(< se prendre; 半過去)〜し始める (à + 不定詞)
maudire
憎悪する、呪わしく思う
À te détester, à me dire:
ア・トゥ・デ・テス・テ・ア・ム・ディー・ル
おまえを憎み、自分にこう言おうとした
détester
嫌う
me dire
(< se dire)自分自身に言う、思う
Pourquoi faut-il que le destin
プル・クワ・フォー・ティル・ク・ル・デス・タン
いったいどうして運命は
pourquoi
なぜ
faut-il que
〜しなければならない、〜する必要がある(il faut que 〜 の倒置)
destin
運命
L'ait mise là sur mon chemin !
レ・ミ・ズ・ラ・スュル・モン・シュ・マン
おれの進む道にあの女を置く必要があったのか!
ait mise
(< mettre; 接続法過去)置く
là
そこに
chemin
道
Puis je m'accusais de blasphème,
ピュイ・ジュ・マ・キュ・ゼ・ドゥ・ブラス・フェ・ム
それから侮辱の言葉を吐いた自分を責めた
puis
それから、次に
m'accusais
(< s'accuser; 半過去)〜について自分を責める (de 〜)
blasphème
冒涜、暴言
Et je ne sentais en moi-même,
エ・ジュ・ヌ・サン・テ・ザン・ムワ・メー・ム
そして気づけばおれの中にあったのは、
ne ... que 〜
〜しか...ない(que 以下は次の行)
sentais
(< sentir; 半過去)感じる
moi-même
私自身
Je ne sentais qu'un seul désir, un seul désir, un seul espoir:
ジュ・ヌ・サン・テ・カン・スール・デ・ズィール・アン・スール・デズィール・アン・スール・エス・ポワル
たったひとつの願い、たったひとつの希望
seul
たったひとつの
désir
願望
espoir
希望
Te revoir, ô Carmen, oui, te revoir !
トゥ・ル・ヴワール・オ・カル・メン・ウィ・トゥ・ル・ヴワール
おまえにもう一度会うこと、おお、カルメン、そうなんだ、おまえにもう一度会うこと!
revoir
もう一度会う
Car tu n'avais eu qu'à paraître,
カル・テュ・ナ・ヴェ・ズュ・カ・パ・レー・トゥル
なぜっておまえはただ現れて、
car
なぜなら、というのは
avais eu
(< avoir; 大過去)
n'avoir qu'à 〜
〜しさえすればよい
paraître
現れる
ここから数行の直訳は「なぜって、おれのすべてを支配するために、おまえはただ現れておれに一瞥をくれてやるだけでよかったのだから」
Qu'à jeter un regard sur moi
カ・ジュ・テ・アン・ル・ギャル・スュル・ムワ
おれに一瞥しただけで、
jeter
投げる
regard
視線、一瞥
Pour t'emparer de tout mon être,
プル・タン・パ・レ・ドゥ・トゥ・モン・ネ・トゥル
おれのすべてを支配してしまったんだ
t'emparer
(< s'emparer)〜を奪取する、とらえる (de 〜)
tout
すべての
être
心、魂、存在
Ô ma Carmen !
オ・マ・カル・メン
おお、おれのカルメン!
Et j'étais une chose à toi !
エ・ジェ・テ・ズュ・ヌ・ショズ・ア・トゥワ
おれはおまえのものだったんだ!
étais
(< être; 半過去)〜である(英語のbe動詞)
chose
もの
à
ここでは所属、所有を表す「〜に属する、〜の」
Carmen, je t'aime !
カル・メン・ジュ・テー・ム
カルメン、愛している!
aime
(< aimer)愛する